目が死んでる
撮影時の私の役割はセンターから
外れてきた月ちゃんに手で
もうちょっと、右よ
みたいな合図をすることなんだけど…
それ以上にやらなければいけないのが
踊る月ちゃんを見て
あーそれで良い良い!と
にっこにっこ笑いかけることだった
月ちゃんのモチベが、私のモチベと
併存するわけではないので
不機嫌な顔でカメラの後ろに立つこともある
月「なにその顔、もう目が死んでる!
今日の撮影はもうムリ!」
私の顔は映像に関係ないんだが、、、
そんな理由で撮り直しなんて
本当に面倒くさい
以降は、人から見たら危ない人みたいな
満面の笑みでカメラの後ろに立つ日々を
過ごした
高校三年くらいになった頃には
私の顔や表情は影響しなくなったようだけど
時々、レンズに笑いかけるのではなく
私を見て笑う月ちゃん
少女ふぜいの動画でも
後ろから歩いてきたおじさんを見つけて
どうしようと慌てふためく私を見て
ン?なに?と笑うのが
3分41秒あたり
確認してみて下さいね