「月ちゃん」が踊って。

思い出話や今のこといろいろ

くつ○○ちゃん

初めてイベントに出ることになった月ちゃんが興奮しながら言う。

「くつ○○ちゃんも同じ日の一部に出るんだって!」

どんな子どんな子?

動画を見ているうちに、私はくつ○○ちゃんの踊りが、好きになっていった。靴を履いていないつま先がしなやかに伸びてステップが軽やかだ。そして笑顔が可愛い。

 

当日

初めてのイベントが名古屋で、始まった瞬間のすざまじい熱気に圧倒され正気を失う月ちゃんと私。

そんな中、サラサラ髪をなびかせてくつちゃんが登場した。やっぱり楽しそうに踊るなぁ、、

踊りながら、 叫ぶオタクに本物の笑顔でキラキラ笑いかける。

あ、あ、あー

そんなん駄目やん反則やん、好きになるやん

 

 

 

赤いくつT を着ている人を見て、心の中で

深く頷く。

わかる、わかるよ、趣味が合うね、

私も好きになったよ

もしかすると、実際ブンブン首を振っていたかもしれない。

 

 

 

 

イベントが終わって、主催者さんにきちんと挨拶をするくつちゃん。

月ちゃんと同じ年だというのに、この差は何だろう。ちゃんとしている、 エライ

不躾な私の視線に気がつき、ちょっと不思議そうに頭を下げて挨拶するくつちゃん。

さっきの赤いパニエから、小ざっぱりしたボーイッシュな服に着替えている。

なんと健気な、、、この、、この、、

どうしてくれよう

 

 

 

帰りの車内、

私「ものすごーくなんていうか母性本能くすぐられたよ。

あの子、話はしてないけどすっごくいい子だってわかったよ。仲良くなれたらいいのになあ。

月に無いものがくつ○○ちゃんには沢山あるからー!. etc.」

 

多分私は月ちゃんにこんなことを言いながら帰った。

後になって、言ったよね?と聞くと

母性本能のくだりだけ覚えていて、なんだか気持ち悪いことを言ってるなぁとは思っていたけど、仲良くしたらいいなんて、聞いていないという。

 

 

いつも人の話を聞かない子だ

 

 

聞いてないと言うけど、

無意識の刷り込みのおかげか否か

二人が仲良くなって良かった。

くつちゃんになら、素直に自分を見せられる

と月ちゃん。人間力が高いんだな。

周りがちゃんと見えて気遣いできる

そして嘘のない、自分の気持ちに正直なところ

私なんかには出来ないことがくつちゃんは

ちゃんと出来る。

私はくつちゃんを育てたお母さんのことも、きっと好きになると確信しています。いや、もう好きかも。

 

これからも、勝手にこちらで応援しています。