青い帽子の女
人と話していて、自分の頭の悪さが嫌になる
と言う月ちゃん
もっと頭が良くなりたい
教養を身につけたい、なんて言う
知への欲求が芽生えたなら喜ばしい、お母さん嬉しい。
でもそんなもの一朝一夕で身につくものではない。
ある日のこと。
フェルメール展の広告を見て
月「フェルメールの代表作は何か知ってる?」
すかさず
母「 青い帽子の女!」
月「笑 いや、違うでしょ そんなのないよ。
それは真珠の
母「真珠の耳飾り、ではなくて私は
青い帽子の女が好きなの。
フェルメールの青は特別な青。私は青い帽子の女が名作だと思ってる!」
絶句する月ちゃん。
青い帽子の女、、、そんなのあったん、、
母「知らないの?」
月「うん」
月ちゃんをからかうの 楽しい
青い帽子の女なんて私も知らない。