「月ちゃん」が踊って。

思い出話や今のこといろいろ

夫と二人で東京に行きました

久しぶりに夫と二人の旅行である

家を離れ東京で過ごすという

夫婦にとっては非日常の二日間

夫も楽しみにしているみたいだし

私は言い過ぎたり、やり過ぎないように

気をつけなきゃ

せめてこんな時くらい主導権を夫に渡し

わたしは出しゃばらないようにしよう

せっかくだから楽しい旅行にしよう

 

 

 

 

高速バスに乗ると

「シートベルト締めた方が良いよ」と夫

 

 

 

カチカチカチカチ

ごそごそごそごそ

何やってるんですか?

 

 

夫「なんか壊れてるみたい、閉まらないのな」

 

 

そっちは私のベルトを入れる所だからです

 

 

夫「ああ本当だ、締まった」笑

 

 

 

もしかしたら?と予感があったが

携帯の充電のUSBが差し込めないらしい

 

 

苦戦したのちに小さくため息をつき

夫が言う

「何で俺は出来ないんだろう?」

 

 

 

 

夫のこんな言葉に私は弱い

しょうがないなぁと充電中の自分の

スマホを引き抜きUSBケーブルを夫に渡す

 

 

 

 

会場に着いたものの

開演まで二時間ある

お茶でも飲んで時間を潰そうと

歩くこと20分

ここに入る?とカフェがあるたび夫に

聞いてみるが、モニャモニャハッキリしない

脚がむくんでるせいで靴がきつくて踵が痛い

舞台の会場からどんどん離れて行く

 

 

 

ねぇ、どこまで行くの?足が痛いよ

 

んー?どうする?あ、あの店行く?渡る?

 

と道路の向こう側のカフェを指差す夫

 

 

 

 

・・・・渡る?じゃねーぞ

ここは田舎の県道じゃない

横切れるような道路じゃない

渡るには遥か先に見える横断歩道まで

歩かなければならない

 

 

 

 

 

全く何も考えていない夫に

腹も立つし呆れたりもするが

そうじゃない

変わるわけがないのだ

旅先だからと夫が突如

頼れる人になるわけないのだ

旅先でも変わらなくて当たり前

私が勝手に旅行中だからと、考えただけ

結婚して20年以上たってもいまだに

学習してないんだな わたしは、、

 

 

 

ということで日常モードに戻り

さっきの店戻るよ、とUターンし

スコスコ歩く

夫は私の少し後ろをついて来ている

とにかく足が痛いんだ 私は

 

 

 

到着だ

ここ入るよ、と振り返ると

なんかもう少しマシな店探さない?  と夫

無視して自動ドアをくぐる私

 

 

 

こっちは足が痛くて店の雰囲気なんて

構ってられん!!

 

 

 

とまあいろいろありましたが

東京駅や新幹線に喜ぶ夫が見れて良かった

いつも私一人で出かけて

留守番ばかりしてもらっていたので

今後は時々一緒に

旅行してもいいかな

 

主導権と決定権はもちろん私で(笑)