それでいいの?Yちゃん
Yちゃんのブログを読ませていただいた。
踊る月ちゃんの横で、この数年間私まで楽しませてもらった。素敵な人達に出会えた。
忘れないように残しておきたいと思う。
月「次のイベントに私のことを好きだと言ってくれてる女の子が来るの! Yちゃんていうの。いつも嬉しくて優しいメッセージくれるの!#%○☆<%$!¥%<!!」
彼女の詳細はこうだ。
①踊ってみたイベントの参加は初
②別ジャンルのオタで、ほかの踊り手さんのことは全く知らない
③一人で来るので不安そう
月「ママが見つけて、声掛けてあげて」
都会の若い女の子に声をかけて、大丈夫だ、怖がらなくていい、と伝えるの?
私が?
逆に怖いんじゃないか?
不安になる。
月ちゃんは、Yちゃんにささやかなプレゼントを用意して、いいかねぇ?だめかねぇー?とフワフワしている。
イベント当日
暗がりの中、Yちゃんを探してみる。見つけられないまま時間が経って、今日は来れなくなったのかも、と月ちゃんと話していた。
と、
物販の列に華奢な若い女の子が並んでいる。
Yちゃん?外見の情報は全くなかったが、可愛い!すごく女の子っぽい!オシャレだ!何で⁈
地味なオタクじゃなかったの?
あぁ、そして私は自分のミッション遂行のために話しかけに行かねば、、、!
話をしながら、頭の中の疑問符が増えていく。驚くYちゃんの可愛い目がクリクリ動いて、ますます頭が空っぽになる。
こんなに可愛い子がオタクで月ちゃんを好きとか、何か間違えてない?いいの?
あんたそれでいいの?Yちゃん!
Yちゃんが月ちゃんと話しハグしているのを、見る。金太郎に羽交い締めにされるウサギちゃんのようだ。親バカでも、割と客観視できる。
ただ、二人が何とも嬉しそうにしているので、見ている私も嬉しくなってしまった。
帰り道、興奮冷めやらない月ちゃんの話を聞く。ねぇー、これ貰った!!こんな沢山私の事をかいてくれてあるの、みてみてー!
いつものことだが、じっくりは見せてくれない。手紙などは自分だけに書いてもらったものだから、私が見てはならないと言う。
見て見てー、と言って瞬で頁をめくる。
フラッシュカードか?
動体視力は加齢に伴い弱くなっている。
うんうん、見えないけど良かったね。
あの日から数年が経ち、Yちゃんは月ちゃんを変わらず応援してくれていた。綺麗な化粧品や可愛いプレゼントを沢山いただいた。手紙をもらうと、背中を丸めて月ちゃんは何度も何度も読み返しては嬉しいため息をついていた。
Yちゃんは月のどこがいいの?と月ちゃんに聞いてみた。
多分、顔やスタイルではないんや、、、と
月ちゃん。うんうん。それはわかる。