「月ちゃん」が踊って。

思い出話や今のこといろいろ

コウモリの羽

最近は髪飾りばかり作っていた

娘の成人式の髪飾りを作ってみたら

つまみ細工が思いのほか楽しい

 

ボンドが乾く間に別の物を作るので

作りかけの花々やら台座やらが

所狭しと食卓テーブルに広がる

 

 

毎回片付ければいいんだろうけど

言い訳するとパーツが小さいし

大きさも少しずつ違うし

花の形になるまではバラバラになると面倒

なので出来ればそのまま並べておきたい

 

 

 

つまり主人は隙間の40×40くらいの

スペースでご飯を食べることになる

 

 

「汁飛ばさないでね!

そんなとこにビール置かないでよっ」

 

 

 

そんなとこって、、、

食卓テーブルにビールを置いただけで

叱られる夫は確かに不憫かもしれない

 

 

 

でもつまみ細工に水は厳禁なのだ

汁を飛ばさないで食べるという

基本的な食事マナーも身につくし

一石二鳥という考え方は出来ないか?

 

 

 

作ったものをネットで売ったら?と

友人に勧められ その気になって

リサーチしてみたら

私のよりずっとクオリティの高いものですら

2、3千円程度で売られている

安い、、、安すぎない?

 

 

 

食事のたびに夫が窮屈な思いをして 

私が深夜まで指先をボンドだらけにして

作った花が2千円程度では

意欲が出ないじゃないか

 

 

娘達に相談する

人が作らないものを作らないとダメね

お花じゃなくてカラスの形の髪飾りに

しようか?

カラスじゃなくて

白鳥がいいんじゃない?

コウモリの羽とか中二臭くて

売れるんじゃない?

 

 

 

 

それが羽の形にするのは難しくて

なかなか進展せず

今は不気味な黒い羽のパーツの

沢山ならんだ食卓テーブルで

窮屈そうにご飯を食べる夫

 

 

 

 

 

まだまだ完成には遠い気がする

我慢されよ夫

辛抱を重ねて更に人間としての

深みを身につけられる

そういう考え方は出来ないか?

うんうん