家庭の味

流行語大賞に 平成最後の○○ がノミネート
されたとラジオで言っていた。
あちこちで、平成最後のクリスマス、とか
平成最後の忘年会 とが言われてるそうで。

わたしは平成最後の年賀状を
そろそろ書かなくちゃ。

独身の頃の同僚から喪中ハガキが届いていて、

今年の夏にお母様が亡くなったとあった。

仕事の帰りに彼女に誘われて一度お家に

お邪魔したことがある。

突然、お邪魔したにもかかわらず

彼女のお母様が

一緒にうちでごはん食べて行きなさい、と

晩御飯をご馳走してくれた。

一人暮らしで手料理に飢えていた私は

何を食べても美味しくて美味しくて

作り方を教わって、メモをして帰った。

里芋の煮っころがし
串カツ
胡瓜とタコの酢の物

今では我が家の定番メニューになっていて

作るのも食べるのも大好きな料理の

一つになっている。

里芋を煮るときは

彼女のお母様に習った作り方が

一番美味しい。

千葉に住んでいる彼女も自分の母の味を

きっと同じように作っているんだろうか。

あの頃の彼女のお母様と、今の私はほぼ

同じような年齢になっている。

突然、娘が会社の同僚を連れてきたとして、

うちで一緒にご飯食べて行きなさい、

なんて、言えるかなぁ

そして、20年以上忘れられないような

お料理出せないなあ、なんて

あまり成長していない自分のことを

振り返りました。

あんな風に、飾らずに格好つけずに

人をもてなせるの素敵だなぁ。